臨床活用によける質量分析座談会 (パート 1)

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千葉大学の野村文夫教授を司会に迎え、慶應義塾大学の涌井昌俊先生、東北大学の前川正充先生、LSIメディエンスの宮澤貴磨呂室長が参加する質量分析に関する座談会が開催されました。質量分析が微生物同定(MALDI-TOF)では広く普及し、病院検査室において不可欠な技術となりつつある一方、臨床化学や治療薬モニタリング(TDM)といったその他の領域ではまだ普及が十分に進んでいない現状について議論が行われました。また質量分析の高い精度と有用性について意見を交わし、教育や専門家の育成、認知度向上、簡便性の向上、迅速なターンアラウンドタイム(TAT)、信頼性、メンテナンスの容易さといった課題について意見交換されました。今回の座談会は、臨床現場で質量分析の活用を広げるための多様な視点を浮き彫りにしました。

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