Tier-IIおよびTier-III都市の重要性の高まり
インドの医療機関およびラボの指導者は、これらの要求を満たすには医療サービスのさらなる普及が必要であることに同意している。 専門知識からインフラに至るまで、医療資産の75%は人口のわずか27%しか利用できない[1]。 特に大都市以外では、アクセスが制限されている。
臨床現場即時検査が有するアクセス拡大の可能性
可処分所得が少ないため、地方に住む多くの市民は手遅れになるまで、重要な医療の享受を遅らせている。インドでは、診断検査用に採血を受けた人の割合は、わずか10%に過ぎないと推計されている。1日の収入を失うことが到底許容できない状況において、地域社会で直接検査と結果を提供できることは、診断検査の機会に伴うコストをむしろ削減することにつながる。臨床現場即時検査(POCT)は、最終的な障壁に対するひとつの解決策である。マラリア、デング熱、HIVなどの感染症に対する迅速診断において、その可能性は広く認められているが、リソースの乏しい環境での導入には課題が残されている。また、 インドや世界中の他の国における糖尿病のような非感染性疾患の発生率が急上昇しているため、慢性疾患の診断や継続的なモニタリングにも役立つ 可能性がある。「以前の病院での経験ですが、私はCSR [企業の社会的責任]プログラムの一環として、近隣地域の村民200名を支援対象として受け入れ、月々わずか約1ドルで [POCT] を導入することができました。」と、 Manipal Hospitalsのマネージングディレクター兼CEOであるDilip Jose氏は述べた。「糖尿病は…自宅でのモニタリングおよびジェネリック医薬品の使用によって…制御することができました。」月額1ドルは大きな投資とは言えないかもしれないが、これをコミュニティ全体や地域全体に拡大すれば、コストは大幅に増加することになる。「我々は何年もPOCTについて議論をしてきました。」と、Varshita氏は述べた。「あるレベルでは、検査の正確性が求められます。感度と特異度が高いことが求められます。[しかし] POCTはこの要求を満たしません。[そして]スクリーニングを実施したい地域においては、依然として費用がかさみます。」POCTは万人に正確かつ手頃な医療を提供する万能薬ではないかもしれないが、医療提供者がより遠隔地の患者に手を差し伸べ、一連のケアを提供し、不必要なフォローアップの喪失を回避するのに役立つ。POCTの結果を追跡するモバイルプラットフォームと組み合わせることで、ラボや医療提供者は、自身から遠く離れた場所に住むどの患者にも、効果的にサービスを拡張することで、さらなる価値を提供することができる。携帯電話の普及率は今後急速に上昇すると予測されているため、 ラボはバーチャルネットワークを介して物理的なインフラを補完し、革新的なサービスを提供し、 低コストのデジタルソリューションを作成できる。Indo UK Institute of HealthのMD兼グループCEOであるAjay Gupta博士は、「モバイル端末はインドにおける診断サービスのハブとなり、患者がケアの中心およびその原点になると考えています。」と、述べている。参考文献:[1]Patil,A.,2002. Current health scenario in rural India.The Australia Journal of Rural Health.10(2), pp.129-135.
本記事は、 インドのムンバイで開催されたLEADx Diagnostics Leadership Summitで、「医療分野に将来起こる成長の波を牽引する準備はできているか?」のパネルディスカッション に基づく。


