Hanoi Medical University Hospital(HMUH)は、救急および集中治療科(DEIC)で1日約100人の患者を含む、1日あたり約3,500人の患者を診療しています。DEICにとって最も重要な優先事項の1つは、急性冠症候群(ACS)を示唆する症状を有する患者をできるだけ早くトリアージすることです。処置をルールアウトまたはルールインし、他の部門において迅速に継続的に監視するために、適切な臨床決定を行うことが不可欠です。
急性心筋梗塞(AMI)は、生命を脅かす状態です。持続的なST上昇が認められない患者に対しては、急性冠症候群の管理に関する欧州心臓病学会(ESC)2020年版ガイドラインが、0時間および1時間の採血での0h/1h hs-cTn アルゴリズムに基づく患者分類およびリスク層別化を推奨 しています。 hs-cTnアッセイは、診断精度を確保し、臨床意思決定のための重要な情報を提供し、第二回目の心臓トロポニン評価までの時間を短縮するために使用されます。
DEICの新しいワークフロー管理に伴う潜在的な課題に対処するため、統合されたカスタマイズ型のLab ITソリューションが作成されました。HMUH LabとIVD Lab ITコンサルタントとの積極的な協働によって、これが実現されました。DEICの血液検体および高感度心筋トロポニン(hs-cTn)検査の結果報告は、最短時間(30分未満)での提供を優先しました。
Lab ITソリューションは、ラボとDEICの両方のツインスクリーンで色分けすることにより、独立したボックス内で患者の{sp}検査結果を{sp}モニタリング{sp}できるようにしました。最初のhs-cTnT検査結果(T0)は、直ちにレビューされ分類されます。T0時点のhs-cTnTが5 ng/L(青のボックス)未満、または52 ng/L(赤のボックス)を超える場合、推奨される判断はそれぞれルールアウトまたはルールインとなります。
結果が5〜52 ng/L(黄色のボックス)の場合、患者は「観察ゾーン」に該当し、経過観察が必要であり、2回目のhs-cTnT検査(T1)が推奨されます。T1時点での継続的な観察は(T1:3<1h∆ <5ng/L)で推奨され、T3での再検査が指示されます。
非ST上昇型心筋梗塞(NSTEMI)は、低いベースラインレベル(T0:5〜12 ng/L)と、1時間以内の関連する上昇がないこと(1h∆ <3)(青色ボックス)の組み合わせによってルールアウトできます。 T0が高いベースラインレベル(12〜52 ng/L)であり、1h∆>5(赤色ボックス)の場合、ルールインが推奨されます。
「このLab ITソリューションは、特にDEICにおいて患者の生命を救う上で極めて重要な役割を果たしています。これらの患者は、適切な治療により迅速かつ正確な診断をタイムリーに受けることができます。手作業のワークフローから体系的なソリューションへ移行することで、2つの部門を1つのワークフローに統合するサポートが提供されます。これにより、検査室と臨床医は、より良い患者管理と転帰のために信頼性の高い有用な情報を得ることができます。」 – Assoc Prof Hoang Van Hai, MD., Head of DEIC.
Hanoi Medical University Hospitalについて
Hanoi Medical University Hospitalは、Hanoi Medical Universityの附属病院として、同大学の強みに基づいて開発された総合病院であり、2007年1月16日に保健省の決定(137/QD-BYT)に基づいて設立されました。設立当初、病院の設備は基本的なもので、ベッド数は約150床、スタッフは約150人でした。
設立から14年以上が経過し、発展を続けてきたHanoi Medical University Hospitalは現在、大規模な医療施設となり、419床以上のベッド数と1,000人以上のスタッフ有しています。ここで働く医師は全員、高度な資格と豊富な経験を有しており、多くがProf、Associate Professor、PhD取得者です。
同院には現在、約20の臨床診療科と7つの準臨床診療科があり、多領域の診療・治療ニーズに対応しています。Hanoi Medical University Hospitalは、ベトナムにおける高度医療技術や新しい医療技術の応用と開発において、主要な医療機関の一つでもあります。

