質の高い結果を適時に提供することで、 検査室は臨床医にとって信頼できるパートナーとなります。臨床医やその他のステークホルダーと積極的にコミュニケーションを取ることで、検査室はより広い病院環境における重要なパートナーとしての地位を確立することができます。臨床医への働きかけと教育によるパートナーシップを構築するために、検査室のリーダーは、検査室の可視性を向上させる機会を探ることから始めるべきです。 臨床医や他のステークホルダーに働きかけ、 自らの能力や提供されている新しいサービス、十分に活用されていない、もしくは見落とされている可能性がある既存のサービスなどについて情報を共有する必要があります。例えば、マレーシアの Hospital Pulau Pinangが最初に化学病理学サービスを提供した際、 同院の検査室は、臨床の同僚や病院管理部門に対し、 専門知識、能力、サービス内容を説明し、正式な教育を提供する 必要がありました。「私たちの臨床医の中には、私たちが何をしているか分からない人もいるかもしれません」と、Hospital Pulau Pinangの化学病理学部長であるMohd Jamsani bin Mat Salleh氏は述べています。 「私たちが検査結果の助言や解釈のためにいつでも相談できること、または必要な情報を提供できることを知らせる 教育 を常に提供しているのはこのためです。」
積極的かつ明確なコミュニケーションによるパートナーシップ
臨床医への働きかけや教育以外にも、検査専門家は臨床医とのやり取りの速度を上げる 必要があります。「私たちは受け身ではなく、より能動的になりつつあります」 とJasmani医師は言います。 「結果の一部に一定の注意を要する場合は、臨床医に電話するか、臨床医からの依頼を待つのではなく病棟に出向きます。」
検査専門家は同僚との積極的なコミュニケーションに慣れていない可能性があるため、 検査室ディレクターは、彼らにソフトスキルを習得するための正式なコミュニケーショントレーニングの提供を検討する場合があります。これには、口頭および書面でのコミュニケーションの両方を含みますと、 米国のSonic Healthcareの最高医療情報責任者である Philip Chen医師 が示唆しています。
例えば、臨床医が患者について繰り返し同じ質問をすることに気づいたChen医師は、検査室のレポートをより読みやすくするために再フォーマットし、重要な臨床所見を強調して 臨床ガイドラインに基づく次のステップを提供しました。これにより、彼のスタッフは日常的なクエリではなく、真の専門知識を活用した複雑な診断問題に集中することができました。
データと洞察によるパートナーシップ
また、検査室は、収集するデータやリスクの層別化や集団の健康管理など、使用できるすべての様々な方法について、より詳しく説明する必要があります。これは、病院管理部門を含む臨床パートナーと非臨床パートナーの両方に共鳴する可能性があります。
例えば、Sonic Healthcareでは、Chen医師は保険請求と検査データを相互参照して、患者ケアのどの要素が病院に最も費用をかけているかを特定し、疾患のリスクがある人を発生前に識別しました (ケーススタディの詳細は、 検査室のデータを使用して患者ケアを改善し、医療費を削減する方法をご参照ください)。
「検査室として、私たちは本当に自分たちが会議の場にもたらせる価値について考え始める必要があります。」とChen医師は述べています。 「検査室は、[患者]集団全体を見ることができる唯一の場所であり、そこには大きな価値があります。」


